第11回  「飲酒の功罪」


明けましておめでとうございます。新年を迎えますと、年末に続き何かとお酒を飲む機会が多いことと思われますが、今回はそのお酒にまつわる話です。お酒に関して言えば、過去に醜態をさらけ出していた私が述べるのも説得力に問題がありますが、酒で失敗しないためにも以下を参考にして頂ければと思います。 

まず、飲酒の功として
○飲酒は増進の源
・一杯の酒は、食欲を増進させる。
・アルコールには満腹中枢を麻痺させ食欲を増進させる効果がある。
・適量の酒は気力を充実させ、明日への闘争心をかきたててくれる。
○疲労、ストレスの解消効果
・体の疲れを取り除いてくれる。
・適量の酒であれば筋肉の緊張をほぐし、眠りを誘い、疲労を回復させてくれる。

一方、飲酒の罪として
○運動能力の低下
・アルコールの影響により反射神経、運動能力などの機能の低下を引き起こし、各種泥酔
 事故を引き起こす。
○判断能力の低下
・正常な判断能力の低下により、社会規範遵守の精神が欠如や軽視が生じやすくなる。
○暴力的性質が表出
・普段真面目でおとなしい者が、一旦アルコールが入ると人が変わり、見境なく人に絡ん
 で口論、挙句の果てに喧嘩、暴力沙汰に及ぶことがある。
○健康障害
・過度の飲酒の習慣は、肝臓病などの健康障害の大きな原因となる。
・体内に入ったアルコールは約90%以上が酸化されアセトアルデヒトとなり、これが頭
 痛や吐気の原因となる。

そして飲酒運転の危険性について
・「少しの酒なら大丈夫」は根本的に間違っている。
・コップ一杯の酒でも運動能力は20〜30%低下。
・飲酒運転により交通事故の発生率が高くなる原因は、視野の狭窄(動体能力の低下)、筋
 肉の反射能力の低下、注意力の低下等があり、これはアルコールの影響により脳が麻痺
 したためです。

飲みすぎてお酒での各種事故を起こさないようにくれぐれも注意して下さい。お酒は、楽しくほどほどに飲むのが一番です。