社内原価

当社は工事原価の管理に建設ドットウェブ社の「どっと原価」というシステムを使用しています。先日ある営業部員からどっと原価に登録している社内原価の単価の見直しについて相談を受けた。社内原価に一つの正解がある訳ではなく、要は決め事でしかないのですが、改めて考えてみるとその決めるというのが意外に難しい。

そんな訳で、社内原価の構築には誰もあまり手を出したがらないので、結局は言いだしっぺが決めることになるのです。そうすると単名あるいは少人数で決めた社内原価が高いの安いのと数字だけが独り歩きする。社内原価を「結果的に決まる」工事原価を計算する単価として捉えているのが原因かもしれません。

今のところ工事原価管理システムは見積り作成と原価集計が主な用途。社内原価を積算業務と実行予算管理に活用出来るようになって初めて、コスト競争力をアップするという工事原価管理システムを導入した当初の目的を果たすことになります。私は工事に直接的に携わっている訳ではありませんが、工事原価管理システムの導入を進めた者として、原価管理の在り方をもっと勉強したいと考えています。