「私的よもやま話」カテゴリーアーカイブ

100冊

そろそろ1年を振り返る時期。年初に個人的な目標を立てる人も多いのでしょうが、目標には程遠かったというか、立てたことすら忘れているというのも多いパターンでしょう。私も例外ではありません。しかし、その中で唯一達成出来たのが1年間で本を100冊読むという目標。昨日、稲見一良の「ソー・ザップ!」を読了。これは軽めの小説ですが、興味の赴くまま様々なジャンルや著者にトライし、若干の日数を残し目標達成。

数を目標とするとそれ自体が目的化する懸念もあるのですが、また一方で「量が質に転化する」という真なる面もあるます。ある人の本を5冊読めばその人の思考回路が何となく理解でき、またあるテーマの本を5冊読めばそのテーマについて多少は語れるようになる。100冊(一応記録してある)のタイトルを振り返ると、いかに自らの関心の輪が広がったかが分かり、それは即ち精神的に豊かな気持ちになりうることを実感しました。

人は誰しもアタマの中に「枠」を持ち、それは年齢とともに固まったり狭くなったりしがちです。その枠を広げ、時には壊すために、来年も100冊の本を読むことを自らの目標にしてみようと思います。

ところで、この100冊のうち62冊は図書館で借りたもの。元々は本は所有する派でしたので、ほんの2年前まで図書館で借りるなんて考えられませんでした。何故変わったかといえば、人生の短さに気付いたから。同じ本を二度読むことは滅多に無い。人生の折り返し地点を過ぎた人間にはモノより時間の方が大事です。それに気付けば本棚の本の大半を処分することに抵抗はありませんでした。それが図書館さまさまという訳。

最後のお勤め

日曜日は娘さまが通う幼稚園の資源回収。子供3人で延べ8年間、年2回ですから通算16回目であり、次女が今年で卒園するため最後の資源回収です。皆さま、お世話になりました。

2年ほど前から私が受け持つエリアが広がり、今回もクルマ1台では積みきれないほどの大漁。最後のお勤めとして収集場所の公会堂では他班の荷下ろしも最後までお手伝い。地味に疲れる。

ということで今日は腕、背中、太もも、筋肉痛です。

草刈りの達成感

本日は次女が通う幼稚園の父親奉仕活動。その前に同じ幼稚園の資源回収もありダブルヘッダー。昨日は雨で延期になったとはいえ会社の清掃活動の予定もあり。この時期はこの手の行事が多い。必要な事とはいえ、さすがに週末に二つも三つも予定が入るといささかか・・。

今日の役割は幼稚園のビオトープ(だったところ)の草刈り。ビオトープの原型を留めず旺盛に茂る草と格闘すること約2時間。刈りながら、この時期は刈ってもすぐ伸びるよなぁ、とか、除草剤を撒いた方がきれいになるよなぁ、という煩悩も頭をよぎる。ちなみに草刈り機は自前。

しかし、私、エンジン草刈機を使っての草刈り、大好きです。父親奉仕作業は毎回草刈りを志願。半日くらい全く苦になりません。何故ならビフォーアフターの変化が分かりやすいから。そのため爽快な達成感が得られますので。良き汗かきました。

定年になったらシルバー人材に登録して思う存分草刈りの仕事をするのが将来の小さい夢。早くその日が来ないかな、と。

AI

先日、珍しく体調を崩し、自宅近くに新しくできた内科医に行きました。診察室に入る。『先生』はパソコンの画面から目を離すことなく問診。「腹痛がする」「嘔吐した」「熱が出た」と答えると、『先生』はパソコンの画面の該当ボタンを押す。それに応じた薬が表示される。診察が終わる。結局、『先生』は患者である私と一度も目を合わせることはありませんでした。ずっとパソコンの画面を見たまま。

20~30年後には、早ければ10年後には、AI(人工知能)が人間の仕事の大半に取って代わると云われています。話半分にしても、現実味を帯びた話に思えます。世間的には高度な仕事とされる医療(といっても色々あるが)でさえこの通りなのですから。むしろ中途半端に高度な仕事ほど然るべしなのかもしれません。いまや人間様よりコンピュータの方が余程カシコイ。

さて、私の仕事は10年後にも残っているのでしょうか?管理職としての仕事が形式的なチェックとめくら判を押すことなら、確実に無くなっているでしょう。もはや早期退職確定!?そして周りを見渡してみる。私以外にも無くなりそうな仕事は沢山あります。まずは・・、人間関係云々言っているようなら、その仕事というかその人の役割はまず無くなる。何故ならパソコンは人間関係云々なんて絶対言わないし!

もし福沢諭吉がドラッカーの『マネジメント』を読んだら

P.F.ドラッカーの『マネジメント【エッセンシャル版】』を久し振りに再読しています。いちプレーヤーだった初読の頃に比べ、この10年ほどの経験により「なるほど!」と実感する定義は増えた。部分部分では確かに腑に落ちる。しかし、全体的にはやはり分かったような分からないような・・。

思うに、その理由。当然、一般論として漠然と読むのではなく自社あるいは自分(たち)に置き換えながら読み進めるのですが、ドラッカーの『マネジメント』は中小企業に触れる部分もごく僅かあるが、基本的には大企業の目線だということ。だから置き換えのイメージが湧き難いというのがまず一つ。

もう一つの理由。「マネジメント」という言葉。それって、そもそものところ一体何?ということ。そのものズバリ相当する日本語が無い。これも実は分かったような気にさせる「ビッグワード」の一つかもしれません。もし福沢諭吉が『マネジメント』の原書を読んだら如何なる日本語に置き換えるのか?有り得ない想像ですが、興味深い。

30分

私は、この会社に入社した当初から上司という存在が無いまま現在に至る訳ですが、思うところあり、ある時期から報告用の業務日報を作成し、社長宛に提出しています。毎日やるからこその日報であり、退社する前に必ず日報を作成しながら1日を振り返る習慣は継続しています。

某金融機関の新入社員だった頃、隣りのデスクの先輩から「日報を書くのに毎日30分かけろ!!」と厳しく指導されました。当時は「面倒くせー」と強い反発心もあった。しかし、今になってその言葉の真意が分かります。報告事項が多くて30分必要なほどに仕事の質と量を高め成果を挙げよということが。M先輩、感謝しています。

そして今日も1日を振り返る。バタバタと受け身で動いているだけで意外に書くことが無い空っぽな1日もある。日報の行数が足りないことに密かな満足感を得る1日もある。真剣に日報に取り組むと、誰にでも唯一平等に与えられた時間というものを漫然と消費し、自分は如何に仕事をしていないかを自覚する。静かに内省。そんな30分。

週末ファーマー

日曜日は週末ファーマー。

畑の手入れをしながら夕食の食材を摘む。

小松菜は炒め物にして

菜の花は辛し和え。

レモンを摘み取り

今年も塩レモンを作った。まずはカルパッチョのソースに使おう。

金柑も摘み取って

マーマレードにする。プレーンのヨーグルトによく合う。

スルガエレガントはもう少しで食べ頃。

去年植えた河津桜がもうすぐ咲きそうだ。

こっちの未耕作の畑まで手を広げる時間を捻出するのが当面の課題。

寒い寒いと家にこもるより

澄み渡る青空の下の土いじり

気持ち良き汗。

物好き

2月です。

天気は雨。

気温は5度。

そして小波。

絶好のサーフィン日和(嘘)

海から上がると、お子様へのお土産にカズラガイをひろった。

同じような物好きがいて、良かった。

暦の上では、春。

気持ちの上でも、春。

Festina Lente

当社ホームページのリニューアルに併せて、ブログも今日からリニューアルとなりました。改めましてまずは自己紹介を。

リサイクルクリーン管理部長の坪井潤と申します。担当業務は経理や労務といった総務系の仕事の他に不動産やグループ会社の管理など。そもそも営業的にアピールするような仕事ではありません。従って、旧ブログの延長線上で日頃の仕事振りなどを通して私の人となりを知っていただく所存であります。

ちなみにこの2月には46歳になる浜松市浜北区在住の一男二女の父。趣味はバイク、サーフィン、ウェイクボード、ボート、スキー、スノーボード、音楽鑑賞、読書、自転車、ジム通い、男の鉄鍋料理、キャンプ、家庭菜園などなど無駄に沢山。そんな日常を公私の境目無くお伝えします。

ブログのタイトルとした「悠々として急げ」は私の座右の銘。説明するまでもなく小説家開高健が遺した名言の一つであり、“Festina Lente”というラテン語の古謬に由来する言葉です。既に多くの手垢が付いた感はありますが、それら先人の手垢を拭い去り自ら染め直す気持ちで敢えての命名。旧ブログ「窓際日記」はタイトル通り斜に構えたスタイルでしたが、方針変更も含めての心機一転。

 

ついでに上の写真は、その開高健の釣り紀行の代表作である「オーパ!」の表紙のアップです。「悠々として急げ」の言葉は本書中には使われていませんが、リニューアル・スタートに相応しくインパクトあるものとして。そしてこの「オーパ!」という本に関しては・・

元祖の大型版。これは観賞用。

そして文庫本版。これは読書用。

さらに直筆原稿版。これは自慢用。

同じ内容の本を三冊所有しています。それらを並べて一人悦に入るなどという少々マニアックな面もありまして。敬愛する開高健の本はコンプリートしていると自負もしています。そんなこんなの面も折を見て紹介したいと考えています。

 

初回から話が大きく横道に逸れてしまいました。次回からは多少真面目な話題を提供致しますのでお許しを。ということで、引き続きよろしくお願いします。

 

旧ブログ「窓際日記」はこちら