メールマガジンVol.25配信御礼

本日、メールマガジン第25号を配信させていただいています。

配信数も1万件を超え、お会いする方から「見てますよ」と言われる機会も随分増えてきました。これも営業部を始めとする皆さまの協力のお陰。ありがとうございます。引き続き「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」をモットーに、ボチボチと取り組む所存であります。

私が受け持つ「TUBOJUNコラム」は、相変わらず仕事に全く関係無く、何の役にも立たないお口直し(お口汚し?)ネタ。今回は「勘の正体」と題して、「勘の正体は経験の集積」であるという話を展開してみました。興味がある方もない方もご一読いただければ幸いです。

TUBOJUNコラムVol.25「勘の正体」はコチラ

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物好き

2月です。

天気は雨。

気温は5度。

そして小波。

絶好のサーフィン日和(嘘)

海から上がると、お子様へのお土産にカズラガイをひろった。

同じような物好きがいて、良かった。

暦の上では、春。

気持ちの上でも、春。

団体医療保険の導入説明会

昨晩は大川工場にて団体医療保険の導入説明会。社員とその家族の福利厚生を目的として、団体割引を適用した割安な医療保険の取り扱い開始の説明会です。当社の保険代理店部門である協同センターの佐藤所長と朝田さん、そして、損保ジャパン日本興亜のご担当者様の尽力により3月から制度スタート出来そうです。

福利厚生の制度ですから、やってもやらなくても日常の業務には支障ありません。逆に、やれば自分たちの仕事が増えるし、やらない方が楽。新しい事に取り組むのを、面白いと考えるか、面倒だと考えるか。その違いは「主体性」でしょう。社内でもよく、「○○から言われて」と聞きますが、その言葉には「やらされ感」が漂います。何ごとも主体性を持って取り組みたい。それが当り前であり、かつ今一番のテーマ。

 

自身の備忘録として。

よく名著として話題に出る中国古典の「菜根譚(さいこんたん)」を読んだ。400年ほど前の明代に記された処世訓であり、儒教・道教・仏教の三教一致の立場から説く思想書。松下幸之助、田中角栄、川上哲治、野村克也などの著名人がこぞって愛読書に挙げるとされる本です。

而してその感想は・・。人が羨む富や名声を得た成功者が自らへの戒めとして読むのは良いのでしょう。既に得られた後ですから。しかし、一般人や凡人にとっては消極的過ぎると私は思いました。「金持ちより貧乏の方が良い」「逆境にこそ福がある」「風流を愛でよ」的な警句が並びますが、出口の見えない貧苦の真っ只中に居る人にとっては酷な言葉です。

そんな感じで合計357条の警句は、似たような事を言い回しを変えて、しかも深過ぎる学識を披露しながらやたら凝った言い回しで延々と続く。そもそも富や名声を得た成功者は人並み以上の情熱や欲があった訳で、それらを否定する「菜根譚」を座右の書の如く挙げるのは、よくある「卑下自慢」という芸の一種かな、と。富も名声も無き市井の凡人は思うです。

それはさておき、今年読んだ本はこれが10冊目となりました。備忘録としてその前の9冊を記すと以下の通り。

「打ちのめされるようなすごい本」 米原万里

「アマゾン・クライマックス」 醍醐麻沙夫

「こころの処方箋」 河合隼雄

「イン・ザ・プール」 奥田英朗

「空中ブランコ」 奥田英朗

「町長選挙」 奥田英朗

「パンツが見える」 井上章一

「最悪」 奥田英朗

「サバイバル登山家」 服部文祥

晩酌をやめればもっと読めるんだけどなぁ、というのが常なるジレンマ。いつだったか、博識を売りにする佐藤優と池上彰の二人が対談で「酒を飲むのは人生の無駄」と、酒を読書の敵として喝破していた。それは分かる。でも、まあ、実利的にがつがつ読書するより、酒を飲んでうだうだする方が「菜根譚的人生」かもしれません。

リバースモーゲージについて考える

昨日の日経新聞で「空き家とリバースモーゲージ」という記事を読んだ。私は割と以前から「リバースモーゲージ」に関心を持ち、当社も何らか事業として取り組めないか?とも考えていました。銀行代理店の活用や中古住宅市場の成長と併せてもっと普及するかと思っていましたが・・。「子孫に美田は残さず」という故事に反して、まだ日本人のメンタリティには合わないのかも。潜在的な需要は非常に大きい(みずほ銀行の試算では5兆円)にしても、本格的に普及するかは最近疑問に思えてきました。

当社が位置する浜松市天竜区はそんな田舎であり、過疎というか人口減を象徴する地域。この10年間で人口が2割減っていますが、世帯数はほとんど減っていないという。核家族化しながらの人口流出。親世代を残し子世代は街に出ていくということ。リバースモーゲージが「可能だとすれば」ニーズを満たす条件はある。しかし、これもつまるところ需給関係で決まる。それは空き家問題も同じ。一方的な供給は、点での解決は出来ません。硬直的な税制や法規制も包括し柔軟な対応が必要でしょう。

ところで知らない方の為に「リバースモーゲージ」とは?自宅を担保にして高齢者に老後資金を融資する仕組みで、死後に自宅を売却して返済に充てるのが一般的。ただし、家屋の価値が20年程度でゼロになる日本では担保に使えるのは土地のみで、建物部分は評価の対象外となる、という金融の仕組み。かつて「土地神話」なんて言葉があったが、それは過去のこと。人口減により土地が余る今後。リバースモーゲージが成立する地域や条件は限定的にならざるを得ません。

浜松市高校生就業体験推進事業による天竜高校の生徒受入れ

1月31日から今日(2月2日)までの3日間、近隣にある天竜高校の生徒を受入れ、「就業体験」を実施しています。

私の記憶では5年ほど前から就業体験の生徒の受入れを行っています。今回は2年生の生徒1名(白い作業服)。本社の第二工場(@天竜区二俣)で就業体験をしてもらいます。

選別ラインにて産業廃棄物の選別作業。指導を担当するのは富永さんと伊藤さんの二人の女性(赤いヤッケ)。教え上手のお二人です。天竜高校の先生も激励の巡回に来てくれました。

非常に地味な仕事。綺麗な仕事でも、格好良い仕事でも、決してありません。しかし、とても社会的意義のある仕事です。この就業体験を通して当社の経営理念である「資源を守る心」を学んで下さいね。

この就業体験は「浜松市高校生就業体験推進事業」に基づくものです。3日以上受入れをした場合、高校生1人当たり6000円(基本額)以内の奨励金が交付されます。

もっとも奨励金はあくまで余禄と私は考えます。就業体験を受け入れて勉強になるのは、逆に私たち事業者の方かもしれません。右も左も分からない高校生に手取り足とり甲斐甲斐しく世話をする社員たちの姿を見て改めてそう思います。

時効中断

当社はお陰様で1万件を超えるお客様にご利用いただいていますが、反面、その債権管理には中々苦労しているのが実情です。専任の担当者がいる訳ではなく、ちょっと難しくなった債権の対応は専ら私の仕事となっています。

ということで、本日は島田簡易裁判所に来ています。お支払いが遅れている取引先に対して「支払督促」の申立てをするためです。裁判所に来るのも、支払督促の手続きを行うのも、初めてではありませんが、入る時は毎回何となく緊張します。

ちなみに「支払督促」とは、裁判所のパンフレットによると・・

「貸金、立替金、賃金などを相手方が支払わない場合に、申立人の申立てのみに基づいて裁判所書記官が行う略式の手続きです。ただし、相手方が異議を申し立てると訴訟手続きに移行します」

という制度。訴訟の場合の半額の手数料と郵便切手だけで申立てが出来て費用が安いうえ、相手方から異議の申立てが無ければ、仮執行の宣言を得て、直ちに強制執行を申し立てることが出来るのがメリット。

それらのメリットに加え、私が重視するのは「時効中断」の効果。売掛債権は当社の場合、2年または3年の短期消滅時効に該当。2~3年なんて意外にあっという間です。実際、ここ10年間で「時効援用」を受けたケースも情けないことに2件あり。その旨を伝える弁護士からの内容証明郵便が届いた日には・・、ぐうの音も出ません!

支払督促の申立書は弁護士や司法書士に依頼せず、私自身で作成しています。慣れれば簡単なものです。簡易裁判所の受付に提出すると審査。そこら辺は担当官の裁量に依る部分であり、あっさりスルーする方もいれば、微に入り細に入る方もいる。今回は割と後者っぽく、請求の原因の作文についてアレコレ添削を受けました。その場で修正して受理完了。とはいえ、どこの裁判所に行っても素人には大変親切であり、印象は良いと付け加えておきます。

費用的には、今回110万円ほどの債権の支払督促申立てに対して、必要な印紙、切手、葉書、謄本全て合わせて8,064円也。という訳で、早い、安い、簡単!の支払督促という制度。「少額訴訟」の制度と併せて当社では結構活用しています。もし、この手の問題でお困りの方がいましたら、是非お試し下さいませ。費用対効果バツグンです。