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古紙市況の動向

こんにちは😊

浜松営業所です!

浜松営業所では主に古紙回収を行っていると言う事で

今回のテーマは「古紙市況の動向」についてです。

始めに、家庭や企業で一度使われた紙で、ゴミとは別にリサイクルする目的で分別された紙を古紙といいます。

一般家庭→新聞・雑誌・段ボール・紙パック

紙加工工場、印刷工場→印刷・製本・紙器などの工場から発生す                      る製品にならない不良品や廃棄紙など

商業施設、商店街→新聞・雑誌・ダンボール

オフィス、事務所→新聞・雑誌・ダンボール・オフィスペーパー

一般的には、古新聞・古雑誌・段ボールなどであり、私たちの身の回りにあるさまざまな紙が古紙となり、大切な資源として有効利用されています。

 

このような古紙を営業所では、回収しプレスしています。

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プレスされ製紙会社への出荷を待つダンボールなのですが

年末から古紙輸出市況の下落に歯止めがかからず、特にダンボール古紙の需給が緩み価格も下落し、すでに荷止めや受け入れ数量規制がされています💦

市況停滞の要因

1、米中貿易戦争の影響による中国の紙・板紙の生産減

2、中国の古紙輸入ライセンスの大幅減少

3、中国の旧正月前後に伴うマシン停機、古紙在庫・製品在庫過多

などです。

旧正月明けには、古紙価格が若干回復する見方もあったようですが古紙の需給停滞が強く、早期の市況回復は期待しづらいようです・・・

2月以降しばらく輸出との価格差により国内向けへの納入がよりいっそう増え、荷止めや発注減により確実に国内メーカーへ出荷できる保証はないという事で、昨年よりも厳しい状況になりそうです。

紙の原料である木材は限りある資源です。現在では木材の伐採による森林破壊が深刻化しています。古紙は捨ててしまえばゴミになりますが、リサイクルすることでまた紙に生まれ変わります。

輸出古紙の市況はまだまだ厳しい状況のようですが、古紙のリサイクルは、ゴミを減らし、森林資源を守ることに繋がっているので、ダンボール原紙需要に好調な日本国内での増産に期待したいですね😊