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2018年04月02日

社員心得帖

経営企画室長竹本による「社員心得帖」 第10回

今回のテーマは、第6の習慣として「シナジー(相乗効果)を創り出す」ことです。相乗効果は「1+1を2よりも大きくする」ような期待以上の結果を生む現象を指します。相乗効果を創り出すのはそう簡単なことではありません。なぜなら周りのことを理解し、自分も理解され、お互いが強い信頼関係で結ばれ、創造的な協力態勢が出来上がって初めて形となるものだからです。

周りをプラスのステージに導く。それがスタートラインです。ある場所に3人の人が集まれば、その総和は1+1+1で3になります。ところがシナジー(相乗効果)を創り出すことができると、その結果は3ではなく5や10にすることも可能です。それは「それぞれが自分の弱みについては他の人にフォローしてもらいながら、一方で自分の強みを発揮していけば、強いチームができあがる」と言うことです。

一人の人間の中には、90点をとれる得意分野もあれば、30点しかとれない苦手分野もあります。一人で物事に取り組もうと思えば、得意分野も苦手分野も全部独力でしなければなりません。けれども複数の人間が集まれば、企画が得意な人は企画、営業が得意な人は営業というふうに、それぞれが80点や90点をとれる得意分野を担当することができます。そして一つの目標に向かって、それぞれが自分の強みを発揮しながら協力的な関係を築いていけば、個々の部分の総和よりも大きな成果を上げることができるわけです。 こうした状態を実現できるだけでも、十分にすごいことです。個々のメンバーの得意分野や苦手分野を把握するのは、チームリーダーの役割です。

ところが中には、個々のメンバーの強み、弱みをつかめていないために、適材適所の配置ができていないリーダーも少なくありません。またせっかく個々の強みを活かしながら適材適所の配置を行ったとしても、メンバー同士の仲が悪くてお互いに足を引っ張り合っているようでは、1+1の総和は2どころか、ゼロやマイナスになってしまいます。ですからリーダーには、チームとしての目標を示し、メンバーをまとめ、適材適所の配置を行うことによって、チームを構成するメンバーのパフォーマンスの和を最大限に持っていくことが求められるわけですが、これは大変難しいことであり、これができるだけでも十分な成果を上げることが可能になるのです。

ただしまだこの段階では、シナジー(相乗効果)が創り出されたとはいえません。ここで、大事になるのが、リーダーが触媒の役割を果たすことです。触媒とは、他の物質の化学変化の速度に影響を及ぼす物質のことをいいます。ある物質とある物質とが結合したとき、化学反応が起きて異なる物質ができあがりますが、これを促進するのがプラスの触媒です。リーダーが触媒の役割を果たしながら、メンバーとメンバーとを結合させることができれば、チームに化学反応が起きます。するとチームは、化学反応が起きる前と起きたあとでは全く違ったものになります。

リーダーがメンバーの強みを把握したうえで適材適所の配置をすれば、それだけで強いチームになりますが、まだ化学反応は起きていません。しかしメンバー同士の強みをうまく結合させることによって化学反応を起こせば、チームの中から革新的なアイデアが生み出されたり、大胆な改革を成し遂げたりすることも可能になります。 これがシナジー(相乗効果)です。

社員心得帖の最終目標は、シナジー(相乗効果)を創り出すこと。シナジー(相乗効果)を創り出すことができれば、どれほど画期的な成果を家庭やチーム、会社、社会にもたらすことになるかについて、疑問を抱く人はほとんどいないはずです。シナジー(相乗効果)が素晴らしいものであることについては、誰でも知っています。けれども問題は、「ではいったいどうすればシナジー(相乗効果)を創り出すことができるのか」ということです。

実はここまで話してきた社員心得帖のうち、第五の習慣までを身につけることが出来ていれば、シナジー(相乗効果)を創り出せるようになるまで、あともう一歩というところまで来ています。社員心得帖の最終目標は、他者と協力的な関係を築きながら、最高の成果を上げていくことにあるからです。そのためにここまで様々な習慣を身につけてきたのです。

私たちはまず第1の習慣から第3の習慣によって、主体性を持ち(第1の習慣)自分の目標を明確に定め(第2の習慣)、目標を実現するために自分をしっかりとマネジメント(第3の習慣)できる自立した人間になることを目指しました。自立出来ていないと、周りの人の言動に翻弄されたり、物事がうまくいかないときには、すぐに人のせいにして、自ら行動を起こすことができません。これでは自分の力で自分の成功や幸福をつかみとるということが困難になります。人は、自分一人の力でできることなどたかが知れています。そこで第4の習慣以降では「自立」の段階から、他者と協力しながらより大きな成果や幸福を手に入れていく「相互依存」に到達することを目指しました。

まず、第4の習慣では、「勝つか負けるか」の関係ではなく、双方にとってメリットがある「WIN-WINの関係」を目指す大切さを学びました。「WIN=WIN」も、お互いの妥協点を見つけるような消極的な「WIN=WIN」に終わってしまうと、シナジー(相乗効果)までは起きないわけです。

そこで第5の習慣「まず理解に徹し、そして理解される」では、共感しながら相手の話を聴くことで、相手を深く理解していくことに努めました。他者理解が進めば、自分と相手とでは、違う人生観や仕事観を持っていることが解り、その「違い」を尊重する気持ちが育まれてきます。

また坂本竜馬のように、自分の心を開いて他者の話を聴いてるうちに、他者の影響を強く受けるようになります。そして双方が心を開きながら、お互いに影響を受け合ってるうちに、全く新しい発想や発見が生み出されることがあります。つまりシナジー(相乗効果)が起きるのです。ですから第5の習慣までを身につけられれば、第6の習慣「シナジー(相乗効果)を創り出す」はそれほど難しいことではありません。以上が「シナジー(相乗効果)を創り出す」です。

次回は「刃を研ぐ」です。

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