2017年10月02日
社員心得帖
経営企画室長竹本による「社員心得帖」 第4回
今回はリサイクルクリーン社員心得帖の第1章「主体的である」についてです。どこの会社でも、【自ら考え、自ら動く】社員ばかりであれば?どんなに活気のある会社になるでしょうか。当社はこれを目指しています。組織文化とか社風とか言われる部分です。
社風と書くと捉えどころのない計測不能な経営資源と感じる方が多数だと思いますが、「会社の風土」「社内の雰囲気」「組織の当り前」「組織の基準」が社員のパフォーマンスをいかに左右するかは察しがつくのではないでしょうか?
人は人から影響を受けています。ですから必死に頑張っている人が周囲にいると、周りのメンバーもその影響を受けます。愛社精神の強い人がいると、周りのメンバーもその影響を受けます。このように良い社風は組織に良いスパイラルを生み出します。責任転嫁、怠慢、納期遅れ、規律の欠如、主体性の無さ、上司に対する誹謗中傷、社員同士の不信感・・挙げればキリがありません。その上、新卒や中途入社のメンバーが入社した時に、現存する社風が彼らの成長やモチベーションやパフォーマンスに影響することは確実なのです。リサイクルクリーンでは、「自分を変えなければ未来は変わらない」と教えています。
人は誰しも「自分の反応を選択する能力」が備わっています。例えば、「ありがとう」という一言に自己満足することも感謝することも出来ます。嫌々働くことも、喜んで働くことも出来ます。自らの反応をコントロールし、周りの状況に左右されることもなく率先的に状況を改善する行動を起こす。率先垂範。それが第一に求められる習慣です。と・・。
そして「失敗を恐れるな」とも教えています。失敗を恐れるあまりチャレンジしないことこそが「最大の失敗」です。何かやろうと思った時に失敗は付き物。大切なのは途中で諦めないことと、同じ失敗を繰り返さないことです。失敗しても嘆かずに、それを得心して出来ることに集中し、次の行動に移す。行動する者だけが成功を手に入れるのです。実際にリサイクルクリーンでは何かを新たにやり始めて行き詰っても、また別の方法でチャレンジさせています。そこでやり遂げることが重要だと説いています。そして「百回の宣言より一回の行動」だとも説いています。思いがあって心が何かを感じたらすぐにやってみる。
今を生き抜くためには、まず何かを始めることです。出来ない理由を挙げる前に「やるぞ!」と宣言して、自ら率先して動くことが豊かな人生を送るための秘訣です。いまこの瞬間に全身全霊を捧げましょう、と教えています。
要は皆が「自分との約束」を守れば、自信に満ちた、遂行能力の高い組織になるということです。どんなに小さいことでも、自他に対する約束を守ることによって内的な誠実さが育成され、自制心と自分の人生に対する責任を引き受ける勇気と力が湧いてくる。・・約束をし、それを守るということは、効果性の習慣を身に付ける本質である・・。
小さな約束をつくり、それを守る。裁く人より光を与える人になり、批判者より模範になる。問題をつくる人ではなく、問題の解決に貢献する人になる。ということです。くどくなりましたのでこの辺で終わります。次回は社員心得帖の第2章「終わりを思い描くことから始める」についてお話しします。