2020年08月03日
おしえてクリンちゃん
クリンちゃんの廃掃法豆知識
今年の梅雨は長雨が続き日本全国で大きな被害が発生しています。私の住む山間地でも多くの雨量により災害が発生しました。少子高齢化の進む山間地ではお年寄りが多く自治体から避難勧告が出ても直ぐには避難できないお年寄りも沢山います。地球の気候がこれから先どのように変動して行くかは想像できませんが、安心して生活できる場所に住むことは自分の命を守るためにも必要な時代になってきています。川の氾濫、山崩れ、道路の崩落が多い山間地には住めない日が来るのもそう遠くはないかもしれません。
さて、35期の経営方針も34期と同じ内容で計画されました。私は引き続き「教育訓練の徹底」を担当します、「教育訓練年間計画」を作成し具体的に教育を実施しようと思っていますが、教育の内容には段階があるものと思います。社員がどれだけ知識として身につけていけるかが問題だと思っています。教育する側の一歩的な内容による教育では、教育される者が知識として身につく内容ではないかもしれません。廃棄物処理を仕事とする弊社にとって一番の教育は「廃棄物処理法」です、弊社の経営理念にもある「順法の精神」を理解するためにはこの難解な法律を分かりやすく説明していくことが必要です。階層別に教育訓練の内容を分け、その階層にあった内容で教育訓練をしていますが、内容がマンネリ化してしまい同じ事を繰り返してしまっているのではないかなど考えると資料を整理する事が大変になってしまします。
今年度は外部講師を招いての教育訓練、弊社役員による幹部社員への教育訓練等を計画実施しようと考えております。役員による教育訓練は職種別の担当役員がいますので専門的な知識は勿論のこと、日々の作業には欠かせない決め事やマニュアルに沿ったきめ細かな内容の解説などです。
①廃棄物の分別方法、リサイクル率向上に向けての取り組み方。(全工場の標準作業)
②マニフェスト伝票、事務作業等の間接業務おける書類に関して。
③売上げや経理財務内容に関する事
④営業全般に関する事
⑤廃棄物処理法及び処理委託先の選定に関して。
これに合わせて、弊社では今、各工場の設備入替え工事の申請業務手続きを行っています。廃棄物処理施設では設備の入替えも関係住民様確認の基に手続きを進めることは重要です。地域の環境を守る事を一番に考えながら今後も事業活動を継続してまいります