酒樽の処分

今週から某飲料メーカーが使用していましたウイスキーの酒樽を処分しています。この酒樽について少し調べて見ました。ウイスキーは熟成の過程で樽の成分が溶け込み、味わいや香りが変化するので、樽の材質や大きさ、置く場所、樽の前歴によって味わいが異なるようです。
これらを組み合わせることで、個性の異なる原酒を多彩につくりわけることができるみたいです。樽に使う木材は、北米産のホワイトオークやスペインのスパニッシュオーク、国産ミズナラなどいろいろありますがホワイトオークの樽に詰めるとバニラやナッツのような香味を感じる原酒となるようです。
また、同じ材質の樽であっても、繰り返し使った樽や、シェリー酒など別のお酒を熟成していた樽といった、前歴の異なる樽を再利用することでも香りや味わいは変わるみたいです。また、樽の大きさによっても味わいを左右するようです。小さい樽を使うと相対的にウイスキーと樽が接する面積が広いため、一般的に樽からの成分の溶け出しが早く、樽がウイスキーに与える影響も強くなります。
一方、大きな樽は比較的ゆっくりと熟成されるため樽の影響が少なく、長期熟成に向いているよあです。樽を置く場所によっても味わいは異なり、同じ貯蔵庫内でも、樽の置かれた位置の高低差によって温度や湿度が異なるようです。長くなりましたが、今回処分する酒樽はホワイトオークと呼ばれる木でブナ科に属し比較的硬い木で、本数も数千本あり排出事業者は処理出来るか心配していました。しかし弊社の破砕機を見たら納得していただき、安心して帰られました。勿論中間処理した後は石炭の代替え品としてリサイクルされます。 このように固くて破砕がしにくい物や、多量にある廃棄物でも弊社では処理することが可能です。何かお困りの廃棄物がありましたら弊社まで気軽にご相談ください。