昨年の１１月に有限会社サスダイ工業（浜松市天竜区春野町）を子会社化しました。後継者不在で廃業も含めて検討していた前オーナーが取引金融機関に事業承継の相談したところ、当社に打診があり、グループ会社化することにより事業を引き受けることになりました。

前オーナー夫妻には数ヵ月間、顧問として残ってもらい経営全般の手ほどきを受けました。何とか及第点に達したとのことで前オーナー夫妻は勇退を決意。そして、長らく苦労を共にした前工場長も体力の限界とのことで前オーナー夫妻から少し遅れて引退することになりました。

新型コロナウイルス感染症再流行の兆しの中で慰労会を開催することに大きな逡巡はありました。しかし、３０年以上に渡り苦楽を共にしこの会社を築き上げた３人に区切りを付けたく、社員の大半が集まり慰労会を開催することになりました。

前オーナー夫妻。素晴らしい笑顔です。会社設立から３６年。その歴史を背負いながら更に事業を発展させる責任に、私は改めて身が引き締まる思いです。そして、前オーナー夫妻の期待を裏切らず絶対に事業を発展させるという決意を新たにしました。

前工場長（右）を加えて３人であいさつ。会社設立から数年後に入社した前工場長。当初の自動車部品製造下請から住宅基礎の鉄筋加工に事業転換し今に至る、人生の大半をこの会社に捧げた功労者です。いざという時にはまた力を貸してくれるでしょう。

３０数年間おつかれさまでした。