Excelによる回帰分析

昨日、高校時代の友人から電話があった。「最小二乗法による固変分解が、Excelによる回帰分析により簡単出来ること知ってる?」というような内容(多分)の話。もちろん知ってますとも、と回答。10年ほど前はこんな分析を好んでいた時期もあったが、しばらくご無沙汰。久し振りにやってみました。

最近1年間の月次の売上高と総費用をExcelに入力して散布図のボタンを押すと上のような表が作成される。簡単です。回帰分析により求められた近似曲線の傾きが変動利益率を表し、月間固定費は217,664千円、限界利益率は36.2%となる。従って損益分岐点売上高は341,166千円となる。という訳。

まあ、この期間は固定費にしても変動費にしても、その収益構造がガラリと変わるような要因がいくつかあり、それがグラフのバラつきにも端的に表れており、イマイチあてにはなりません。とはいえ安易な勘定科目法だけでなく、こういうCVP分析の手法もある事を知っているのと知らないのでは、差は大きい。

と、そんなことを久し振りに思い出させてくれた件の友人。独立開業している税理士でもあります。こんな感じのマニアックな会話を時々交わす訳ですが、単なる遊びや愚痴ではなく、緩んだオツムに時々刺激を与えてくれるような友人がいることに感謝です。