ディープラーニングとセクハラ

昨日、「AI・IoTが加速するデジタル社会とビジネス変革」なるセミナーに参加。新聞紙面などを眺めても、AI(人工知能)やIoT(Internet of Things)は毎日のように溢れる旬な話題。どこか違う世界の話と思いながら、実は既に身近にあり、これからの世の中はAIとIoTにより確実に変化していくのだと実感。

将棋の世界でAIがプロの棋士を凌駕しつつある云われ始めた頃、そのAIには「ディープラーニング」なる技術が使われていると世間にも知れ渡りました。ディープラーニング(機械学習)は人間の知的活動と同じく手本とするデータを繰り返し学習することで分類・検知・推薦などの判断を実現する仕組み。

ディープラーニングは高精度な判断が出来る一方、その判断の元となる法則もディープラーニング自体が学習データの中から見出しているため、何故その判断をしたのか外部からは分からない。ブラックボックスの中から思考が生まれるのであり、そういう意味でも人間の脳と同じで興味深く感じます。

で、ディープラーニングに関連した面白い話。ディープラーニングは何をもって「セクハラ」と判断するのか?色々な人(基本的に男性だろうが)の言動をテキスト化し学習させた中からディープラーニングが導き出したセクハラな人の傾向は・・、職場の女性に対して「ちゃん付け」する男性、ですって。なるほどね。

もちろん「ちゃん付け」と「セクハラ」はイコールではなく、セクハラな人が持つ特徴的な傾向の一つとしても、分かる気がする。まあ、それ以上は申し上げませんが。気を付けましょう。ともあれ、ディープラーニングって、とってもカシコイのね。