温情が仇になる

当社の顧問としてお世話になっている社会保険労務士の先生が講師を務める「“労働トラブルにならない”従業員の対応策」と題するセミナーに参加しました。コロナ禍となって以来Webセミナーが非常に増え、開催も参加も簡単に出来ることから案内をいただくことも多いのですが、“身が入る”という意味ではやはり集合し対面する形式でのセミナーの方が間違いなく勝っていると個人的には思います。

労務トラブルの温床を実例を交えて解説いただき多くのヒントを得ることが出来ました。その中でも先生が発した非常に印象的な言葉を、自身の備忘録として以下に記します。それは・・

「温情が仇となる」

あくまで「人事とか労務の仕事に於いては」と前置きをしての言葉です。もちろん一般的な意味での温情を否定したり、非情になることを勧めている訳でもありません。最近もまさに温情が仇となって返ってくる実例を卑近なところで一度ならず見聞きし、体験をもし、妙に納得するのでした。情けは人の為ならずとは必ずしもならず。やはりブレずに公正でありたいと改めて思います。