コンプライアンス委員会発足す

当社でも今期から発足したコンプライアンス委員会。本日は各部署から選抜された精鋭である委員11名が集まり第1回の委員会を開催。私は担当役員(に相応しいとは思ってませんが・・)として参加。

ここ10数年でいつの間にか定着した「コンプライアンス」という言葉。何となく分かったような顔で使っている言葉ですが、その元々の語意を今さら手元にある辞書で調べてみました。

「大辞泉」(小学館)

要求や命令への服従

「リーダース英和辞典」(研究社)

(要求・命令などへの)応諾、追従、盲従、従順、承諾

「コウビルド英英辞典」(コリンズ社)

Compliance with something, for example a law, treaty, or agreement means doing what you are required or expected to do.

ということで、いずれも「(何らかに)従う」という語意。それが「企業の法令遵守」という特定の意味で定着した「コンプライアンス」は、和製英語ではないにしてもコーポレート・ガバナンスなんて言葉と共に独り歩きした「カタカナ語」のように感じます。

まあ、それはいいとして。この世知辛いご時世、不祥事は企業の命取り。私たち中小企業であっても他人事ではありません。しかし、コンプライアンスは、今期のもう一つの柱である「5S」のように目立つ成果は得られにくい活動です。5Sが「モノ」に対する活動であるのに対して、コンプライアンスは「ヒト」に対する活動ですから。抑止力や自浄能力を持つ組織になるよう地道に展開してきたいものです。