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コンプライアンス委員会の行方

第5回となる10月度のコンプライアンス委員会が行われました。委員会の発足にあたり、当社に於けるコンプライアンスの定義を法令遵守に限定せず社内の様々なルール、果てはモラル的な部分まで包含することとしたため、テーマが散漫になり過ぎ、前回までは委員会の方向性が定まっていないように感じました。

今回は委員長である営業部の鈴木主任と事前に打ち合わせ。ルールを守ることというが、そもそものところその守らせるルール自体がイマイチ明確になっていないという結論に達したのです。口頭、メール、文書、慣例などなど、様々に存在するルールを改めて洗い出し、体系化してみようということになりました。

「俺がルール」的な典型的ワンマン経営の中小企業だった10数年前から時が経過し、混沌とした中にルールを持ち込み、多少は会社っぽくなりましたが、そろそろ整理整頓が必要な時期です。それを体系化し新たな肉付けもし、ルールブックたるものを作り上げる。それをもとにコンプライアンス委員会が活動することが出来れば理想的です。

と、コンプライアンス委員会の今後の方向性が定まったことに、収まりの悪さのようなモヤモヤ感は解消。といっても先の道のりは長い。あまりハードルを上げ過ぎず、ボチボチと取り組んでいきたいと考えています。

清濁併せ吞む

昨日の第4回コンプライアンス委員会。当社のコンプライアンスの定義は法令遵守に限定せず、社内の様々なルールやモラルまでを含みます。それぞれの部署から選抜されたメンバーが、それぞれの職場でヒアリングした問題点について討議します。テーマが多岐に渡るためやや散漫なりがちな面もあるため、今後は委員長中心に焦点を絞った活動に方向性を修正するようです。

「清濁併せ吞む」という言葉があり、比較的ポジティブに捉える言葉ですが、私は余り好きではありません。しかし、「清」も「濁」も現実にはあり、全てを白黒分けて線を引くことは出来ません。全てが自分の思い通りになる訳でもありません。反対意見も矛盾も受け入れ、譲るところは譲りつつ折り合いをつけ、6割良ければそれでも前進と考えたいものです。

話は逸れました。このコンプライアンス委員会の非常に良いところ。それは1時間と時間を区切っていること。実際その通りに終わります。社内には何故か毎回長時間になってしまう会議もあり、やはり時間を区切ることは重要だと改めて思います。でないと自治会の寄り合いの如く集まることが目的化して、非常に生産性の低い時間になってしまうので。

さすがグローリー

とある事情により・・

この盛り盛りの1円玉を数えるハメになった。さて、何枚あるでしょうか?

答えは5203枚。これは1回でホッパーに入り切る枚数で、今日はこの2倍強の1万830枚の1円玉と格闘。

年代物ながら、それを1枚と違わず数えてくれる。さすが、グローリー。

コンプライアンス委員会発足す

当社でも今期から発足したコンプライアンス委員会。本日は各部署から選抜された精鋭である委員11名が集まり第1回の委員会を開催。私は担当役員(に相応しいとは思ってませんが・・)として参加。

ここ10数年でいつの間にか定着した「コンプライアンス」という言葉。何となく分かったような顔で使っている言葉ですが、その元々の語意を今さら手元にある辞書で調べてみました。

「大辞泉」(小学館)

要求や命令への服従

「リーダース英和辞典」(研究社)

(要求・命令などへの)応諾、追従、盲従、従順、承諾

「コウビルド英英辞典」(コリンズ社)

Compliance with something, for example a law, treaty, or agreement means doing what you are required or expected to do.

ということで、いずれも「(何らかに)従う」という語意。それが「企業の法令遵守」という特定の意味で定着した「コンプライアンス」は、和製英語ではないにしてもコーポレート・ガバナンスなんて言葉と共に独り歩きした「カタカナ語」のように感じます。

まあ、それはいいとして。この世知辛いご時世、不祥事は企業の命取り。私たち中小企業であっても他人事ではありません。しかし、コンプライアンスは、今期のもう一つの柱である「5S」のように目立つ成果は得られにくい活動です。5Sが「モノ」に対する活動であるのに対して、コンプライアンスは「ヒト」に対する活動ですから。抑止力や自浄能力を持つ組織になるよう地道に展開してきたいものです。